名物の石段街を大改修 1980(昭和55)年8月5日

北群馬郡伊香保町は伊香保温泉のシンボルである石段街の再開発事業に本年度からとりかかる。すり減って危険になった石段を自然石で改修、道幅を広げ、情緒豊かな石段に化粧直しする。

伊香保温泉街は戦国時代、武田氏の指示で整備されたと伝えられており、武田方の先兵として周辺に影響力を持っていた真田昌幸が指揮したのではないかと考えられている。部分的に手直しを続け使われてきたが、摩耗や風化によって足を乗せる踏み込み部分が狭くなるなど危険になったため大規模な改修を行うことになった。