県開発ブルーベリー 農家に初配布 2001(平成13)年7月1日

県は本年度、県園芸試験場中山間支場(沼田市)が開発、育成したブルーベリーの新品種「おおつぶ星」「あまつぶ星」の苗木八百本を初めて農家に配布した。(略)国内有数の産地づくりを進める考え。

ブルーベリーは生産にかかる労力が比較的少なく、中山間地での栽培に適している。粒の大きさや甘味に優れた県開発の新品種が1998(平成10)年、国産で初めて品種登録され、その後も複数登録された。苗木を農家に配布して産地化を進め、県内栽培面積は2015(同27)年に全国4位の81ヘクタールまで広がった。その約3割で県が開発した3品種が作られている。