群馬軍政本部司令官のメッセージ 1946(昭和21)年11月4日

群馬縣民諸君 諸君が一人のこらずその意義を充分了解されんことを希望する 國民にとつての最高法律と主權在民の新政治方式の設定は●賀に値ひする進歩であります、効力を確保するは唯國民自身であります
※「●」はしめすへんに「兄

1946年11月3日の日本国憲法公布に際し、上毛新聞は昭和天皇の「勅語」や式典の様子を翌4日付の1面で紹介、合わせて群馬軍政本部司令官だったブレア・フォード陸軍歩兵大佐による県民向けメッセージの英文・和訳を掲載した。憲法の施行は半年後(47年5月3日)だが、期待の大きさが読み取れる。70年以上たった今、憲法は改正議論が進む。