墜落直前! 緊迫の機内 1990(平成2)年10月14日

昭和六十年八月、乗客、乗員五百二十人の犠牲者を出した日航ジャンボ機墜落事故の際、(略)圧力隔壁破裂が起きた直後の機内を、死亡した乗客が(略)撮影していたが、その写真が十三日、初めて公開された。

写真を公開したのは、事故当時に大阪府に住んでいた小川哲さん=当時(41)=の遺族。事故現場から遺品のカメラが見つかり、その中の1枚に天井から酸素マスクが下がり、通路に立った客室乗務員がマスクを口に当て乗客を世話する姿が写っていた。墜落の衝撃でカメラのシャッターは壊れており、フィルムが残ったのは奇跡的だったという。