田辺、山口返り咲き 1967(昭和42)年1月30日

衆議院選挙は二十九日投票が行なわれ、県下いっせいに即日開票した。自民は七議席を守り、社会は三議席となり、勢力分野は変わらなかったが、社会党の若手ホープ二人が前回の雪辱をなし遂げカムバックした。

「黒い霧解散」に伴う1967年1月の衆院選では、旧社会党の田辺誠氏(旧群馬1区)と山口鶴男氏(同3区)の元職2人が雪辱を果たした。田辺氏、山口氏とも当選を重ね、党委員長、書記長に就くなど要職を歴任。非自民の立場で一時代を築いた。田辺氏は2015年7月に93歳、山口氏は翌8月に89歳で相次いで死去。関係者から惜しむ声が上がった。