夜間12時間耐久レースに挑む 1978(昭和53)年8月14日

旧盆の十五日、吾妻郡中之条町の中之条高校グラウンドで「夜間十二時間耐久レース」が実施される。“陸上王国”のOBと現役選手あわせて約百人が集い、母校のグラウンドで肩を並べて走ろうという試み

駅伝選手ら多くのランナーを輩出している中之条高陸上部。レースはOB会が企画してから2年続けて雨天中止となり、この年「三度目の正直」で実現した。1周300メートルのトラックをチームでバトンをつなぎながら走り、午後6時から翌午前6時までの合計走行距離で競った。優勝は現役の長距離選手15人をそろえたチームで、計223.99キロを走破した。