海なし県に水産科 2003(平成15)年8月29日

生徒数の減少に悩む万場高校の活性化を目指して、多野藤岡六市町村は二十八日、同校への水産科設置を県、県教委に要望した。地元の神流川の清流や周辺ダム湖を活用した淡水魚学習の拠点にする。

奥多野地域で唯一の高校を維持しようと、地元自治体が足並みをそろえて特色ある学科の設置を求めた。県教委は2005年度、県内初の水産コースを開設、入学者が増加するなどの効果が出た。2年次からコースに分かれ、本年度は計27人がアユ、ニジマス、ヤマメの養殖や調理に取り組むほか、今年から新たにアクアリウムを製作している。