高経大 鉄かぶとと怒声 1965(昭和40)年9月22日

手をくんだ学生たちのスクラムをくずし、手をとり足をとって市庁舎から引きずり出そうとする警察官、かけ声をかけてすわり込みを続ける学生たち(略)“高経大紛争”は警察力の介入という事態となった。

高崎経済大はこの年、紛争が相次いだ。4月に地元優先の「依託学生」入学に反対するデモが発生。9月には学費値上げを巡る反対運動が起き、市議会への値上げ案提案を阻止しようと、9月21日朝、学生600人が市庁舎に押し掛けた。市当局は警察官の出動を要請、学生を排除した。6人が逮捕され、100人が負傷。この後も紛争は長期化した。