高崎-軽井沢間が着工 1989(平成元)年8月3日

 北陸新幹線高崎-軽井沢間(四二・一キロ)の起工式が二日、長野県のJR信越本線軽井沢駅構内で行われ、優先着工問題と財源・地元負担問題などで揺れ続けた整備新幹線のトップをきって工事がスタートした。

廃止が決まった信越本線横川-軽井沢間の代替輸送問題が未決着のままで、起工祝賀会に出席した群馬県企画部長は「(代替輸送問題にも)全力で当たりたい」と、大歓迎ムードの長野県側とは一線を画したと報じた。首都圏と北陸を直結する北陸新幹線は1997(平成9)年10月に長野まで先行開業し、2015(平成27)年3月に金沢に延伸した。