利根川源流域を学術調査 1997(平成9)年7月22日

利根川源流域の地質、植生、野生動物など自然環境に関する学術調査が八月一日から五日まで、県自然環境課から調査を委託された県自然環境調査研究会(会長・新井房夫群大名誉教授)によって行われる。

利根川水源を目指した探検隊は1894(明治27)年と1926(大正15)年に派遣されたが、源流部は解明できなかった。3回目となる54(昭和29)年、大水上山の三角雪渓と確定。学術調査は75(昭和50)年からの5年間に続き、97(平成9)年から3年間実施した。利根川源流域は昨年、ユネスコに登録された「みなかみエコパーク」で核心地域に指定された。