自動車電話、県内にお目見え 1983(昭和58)年4月23日

自動車と一般電話の相互通話はもちろん、自動車同士でも自由に通話が出来る、自動車電話が八月下旬から前橋、高崎市など県内平野部の地域内で利用出来るようになる。“走る電話”と群馬電気通信部はPR。

自動車電話は東京や埼玉などではサービスを開始していたが、本県はあかぎ国体の夏季大会に間に合うように関係工事を急ぐことになった。手続きが簡単な現在の携帯電話と比べ、利用するには自動車に電話機、無線装置とアンテナを設置する必要があった。毎月の使用料金は基本料3万円と通話料で、通話料は平均1分間100円程度と割高だった。