前橋中 延長19回力尽く 1926(大正15)年8月19日

全國中等學校野球大會前橋中學對静岡中學の試合は(略)大會最初の延長戦を見ることゝなり試合は益白熱化し(略)満場のフアン熱狂して大會未曾有の緊張裡に十九回静中一点を入れてついに惜敗した

2年連続で甲子園に出場した前橋中(現県立前橋高)は2回戦で優勝候補の神港商と対戦、大半の選手が食中毒になりながら6-1で快勝した。準々決勝では静岡中を相手に7回まで5-1とリードしたが、8回に4点を入れられ追いつかれた。延長に入り好機をものにできず、19回サヨナラ負けを喫した。静岡中は優勝。19回は当時の大会記録だった。