高田(レスリング)ロス五輪代表に 1984(昭和59)年5月14日

日本アマチュアレスリング協会は十三日、高田裕司選手(三〇)=館林高教=をフリースタイル52キロ級日本代表として、ロサンゼルス五輪に派遣することを決めた。ロス五輪代表に正式決定したのは県勢第一号だ。

高田選手はモントリオール五輪で金メダルに輝いたが、続くモスクワ五輪は日本がボイコットしたため大会2連覇は幻に終わった。その後、現役を退いたが、再び世界の頂点を目指してロス五輪開催年に復帰。水戸市で開かれた五輪最終選考会ではブランクを感じさせない技とスピードで完勝し、翌日の紙面は関連記事を3ページにわたり掲載した。