料金計算に四苦八苦 1989(平成元)年4月3日

消費税が一日導入され(略)県内のホテルでは二日朝、宿泊客が一斉にチェックアウトしたが、料理飲食税廃止と消費税、特別地方消費税(宿泊料一万円以上)加算の計算で、フロントはこれまでにない混雑ぶり。

当初の3%から5%、現在の8%と税率は変わり、さまざまな議論を呼びつつも時代の流れとともに定着した感のある消費税。スタート時はバブル期まっただ中だった。週末の観光客でにぎわった伊香保、草津などの温泉旅館では、フロントの会計事務に加え、朝の書き入れ時に、まんじゅうなど土産物の会計でも売店が混乱したという声を伝えている。