残したい伝統食材 2005(平成17)年6月19日

日本各地域の食生活を支えてきた個性的な伝統食材を発掘する「故郷に残したい食材」に、本県から「国分ニンジン」「在来種コンニャク」「大白(おおじろ)大豆」が選ばれた。農林水産省の地域食文化発掘・普及事業の一環

 「故郷に残したい食材」は、農山漁村文化協会が農林水産省補助事業として全国115点を選定した。本県から選ばれた野菜は味や品質が優れていたが、「規格に合わない」「収量が少ない」といった理由から大量生産の求められる時代に敬遠され、生産量が減っていた。近年は地産地消の機運が高まり、各地の伝統野菜を見直す動きが広がっている。