「のらくろ」作者の版画、高崎市に 2000(平成12)年7月11日

人気漫画「のらくろ」の作者で、一九八九年に九十歳で亡くなった田河水泡さんの遺族から、田河さんのエッチングなど三百四十二点が高崎市に寄贈された。(略)漫画家らが「のらくろ」を描いた色紙六十枚も含まれ

「のらくろ」は昭和初期に人気を博した。作者の田河さんと交流があり、高崎市石原町で漫画の記念館を運営する荒井俊幸さんの熱意に応え、遺族が資料を提供した。エッチングや蔵書のほか、手塚治虫や石ノ森章太郎、ちばてつや、永井豪、藤子不二雄ら大物漫画家が自らの作品のキャラクターと「のらくろ」を描いた色紙も含まれていた。