教育書道展 満20歳 1966(昭和41)年8月6日

終戦直後の混乱のさなか“青少年の書による人間形成”を叫んで発足した県教育書道展はことしで二十回展をむかえる。衰退していた本県の書道を“全国一”に盛りたてた、陰の貢献者として役割りは大きい。

戦後の占領政策で書道廃止論が持ち上がり、危機に瀕していた書の復活を目指し、群馬大教授などを務めた米倉大謙氏が1948年に第1回県教育書道展を創設した。20回目を迎え、米倉氏は「当時は多難な展覧会だった」と振り返っている。現在は群馬教育書道展の名称で引き継がれ、71回目の今年は6日まで、県内2会場で作品が展示されている。