6割超が関西へ変更 2002(平成14)年1月29日

米中枢同時テロを受け、本年度に沖縄への修学旅行を予定していた県内の公立高校三十五校のうち、六割以上にあたる二十三校が目的地を沖縄から関西方面に変更したことが(略)県教委の調べで分かった。

文化や風土、歴史から多くを学べる沖縄は修学旅行先として人気が高いものの、米軍基地があるため、生徒の安全と保護者の不安を考慮し変更する学校が多かった。全国的にも予約のキャンセルが相次ぎ、地元観光産業に打撃を与えた。事前学習に取り組み予定通り実施した学校の生徒のアンケートでは「行けたことに感謝したい」といった回答が目立った。