巨峰ヒマラヤめざし 谷川岳で訓練 1971(昭和46)年9月28日

ヒマラヤ遠征をめざす県ヒマラヤ登山隊の合同訓練が、二十四日から二十六日まで谷川岳で行われた。訓練は、ヒマラヤで使用される登はん用具の使用法や滑車による荷上げ、チームワークの向上がねらい。

県山岳連盟は1969年、「群馬県からヒマラヤへ」を合言葉に海外登山研究会を発足させた。71年、初の海外登山をダウラギリⅣ峰と定め、訓練を重ねた。翌年の本番では遭難者が出たため登頂を断念したが、78年にダウラギリⅠ峰を南東りょうから初登頂。その後もアンナプルナ南壁冬期初登攀とうはん、冬期サガルマータ南西壁登攀など輝かしい実績を残している。