富岡製糸場 国宝に 2014(平成26)年10月18日

国の文化審議会(宮田亮平会長)は17日、世界文化遺産の旧富岡製糸場(富岡市)を国宝に指定するよう、下村博文文部科学相に答申した。(略)県内初の国宝で、国内の近代産業遺産でも例がない。

この年の6月に世界文化遺産に登録された富岡製糸場が、国内の文化財としても最上級の評価を得て国宝となった。指定の内訳は繰糸所、東置繭所、西置繭所の3棟で、いずれも開業時の中核施設。本県関係の国宝には、太田市出土の「埴輪はにわ武装男子立像(武人埴輪)」があるが東京国立博物館所蔵のため、県内における国宝誕生は県民の念願だった。