眞心が生んだ新校舎 1955(昭和30)年8月28日

奥山のよい子たちが朝夕の新聞を配達して得たお金で私たちの校舎を建てて下さいと村長さんや議長さんに訴えたのが基となつて立派な校舎が出来、子供たちはもち論のこと大人たちも喜んでいる。

この学校は旧中之条第四小第1分校。1955年、中之条町立伊参小第1分校として建設された。同町岩本、大道地区の子どもたちが通い、「岩本分校」と呼ばれた。村は子どもたちの願いをかなえようと、村有林などを売却して450万円の資金を確保、校舎を建設した。現在、当時の校舎の半分程度が残り、岩本公民館として地域住民に活用されている。