台風9号 南牧で500人孤立 2007(平成19)年9月9日

強い台風9号の大雨で南牧村内の道路が寸断され、七日から大塩沢地区などで二百三十世帯約五百人が孤立状態になっている。道路は車による通行が不可能で、一部で水道や電気も止まっている。

台風9号は西毛地域を中心に大きな被害をもたらした。南牧村では道路が寸断され、住民の2割が7日から孤立状態になった。被害情報の把握に手間取り、本格的な支援が始まったのは災害発生から丸一日たってから。お年寄りが多い住民は山からの湧き水を飲み、ろうそくの火で不安な夜を過ごした。孤立が解消されたのは6日後の13日だった。