榛名湖のスケート 1938(昭和13)年1月8日

榛名湖の結氷二十センチとなりリンクも出来てスケーターが勇躍して登山、新春の湖上を賑はしてゐる。毎日選手が氷上に乱舞(中略)、ワカサギの穴釣りも豊漁とあって(中略)貸ボックスも貸切れの状態。

榛名湖の冬のレジャーといえばスケートやワカサギ釣りだった。県内でスケートが広まったのは伊香保に宿泊していた外国人が榛名湖で滑った明治40年代頃から。当時の上毛新聞は「諏訪湖にも劣らない」と伝えている。ただ、15年ほど前からスケート人口の減少や滑走に耐えうる氷が張る期間が短くなったことなどから、湖上リンクは設けていない。