県外へ異動 三洋電機 2002(平成14)年11月5日

三洋電機が本年度中に、東京製作所(大泉町坂田)で勤務する各カンパニーや関連会社などの従業員約一万人のうち、約千四百人を主に県外に異動させる計画を打ち出したことが分かった。

家庭用エアコンやその部品の生産を中国に全面移管するのに合わせた人員再配置だった。グローバル化で電機業界の経営環境が厳しくなる中、三洋は6年後の2008年12月、パナソニックと資本・業務提携契約を結んでパナの子会社に。大阪府守口市の本社ビルを売却したほか、15年に全社員がパナに転籍し、三洋は実質的に“消滅”した。