相原豊 親子2代で五輪出場 1992(平成4)年5月25日

両親とも体操の五輪メダリスト、いわば体操界の「サラブレッド」が念願のバルセロナ五輪への出場切符を手にした。二十四日、(略)相原豊選手(二一)は、父親の信行さん(五六)から祝福を受けてニッコリ。

相原選手の父親、信行さんはローマ五輪(1960年)で金メダルを二つ獲得、母親の俊子さんは東京五輪(1964年)で銅メダルに輝いた。英才教育を受けた相原選手は高崎工高から日体大に進学。「跳馬のスペシャリスト」として期待され、五輪では団体の銅メダルに貢献した。引退後は指導者となり、3年前から高崎市で両親が始めた相原体操クラブを継いだ。