谷川岳警備隊が開所 1965(昭和40)年4月28日

県警谷川岳警備隊本部と同遭難対策班の開所式が二十七日午前十一時から土合山の家前広場で行われ、井桁県警備部長らが出席。塚越警備隊長ら各隊員にピッケル、中島班長らに赤いザイルを手渡した。

国内有数の急しゅんな岩場を持つ谷川岳。遭難死者の急増を受け1958年、警備隊が発足した。登山シーズンを前に行われる開所式は、遭難防止を誓う大切な行事だ。ここ10年ほど谷川岳を含む谷川連峰への登山者数は年間5~6万人で推移。かつてのように岩場で命を落とす登山者は少なくなったものの、遭難は皆無ではない。警備隊の活動は続く。